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【麻酔・レントゲン】妊娠中の歯科治療について!歯科医師が解説

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歯科治療で行う麻酔やレントゲン撮影など、妊婦さんは赤ちゃんへの影響が気になると思います。

そこで今回は、妊娠中に虫歯にならないようにする為の予防法、また、治療が必要になってしまった時の歯科治療について安全性について解説をしていきます。

※この記事は歯科医師により書かれています

妊娠中は虫歯、歯周病になりやすい

昔から妊娠すると歯が弱くなると言われていますが、それは長年の研究から事実だという事がわかっています。

体の変化

  • 女性ホルモンの増加
  • 新陳代謝・唾液の性質の変化

 

環境の変化

  • 食生活の変化
  • 歯磨きの磨き残しが増える (妊娠性歯肉炎、吐き気がする、体が重い)

など、さまざまな体・環境の変化が歯が弱くなる原因です。

 

虫歯・歯周病の予防、歯磨き法

歯周病になると早産・低体重児出産のリスクが高まります。毎日の歯磨きで予防しましょう。

妊娠中は歯肉炎という歯茎の腫れ(炎症)が起こりやすく、歯磨きで出血する事もありますが、出血するからといって放置すると状態が悪化してしまうので注意してください。

出血しても磨き残しがないようしっかり磨きましょう

リラックス

吐き気がある場合は「体調の良い時を選ぶ・顔を少し下に向ける・歯磨き粉をつけずに磨く」を試してみてください。

時間をかけて歯磨きができるよう、椅子に座って、テレビを見たり音楽を聴きながらリラックスして磨いてみて下さい。

 

電動歯ブラシを使う

イオンが発生するタイプの電動歯ブラシは微弱な電流が流れる事から、念のため妊娠中の使用を避けたほうが良いとされています。

しかし、その他のタイプの電動歯ブラシの使用は妊娠中に効果的です。

電動歯ブラシの説明をしっかりと読み、妊娠中に使用しても良いタイプを選びましょう。

 

磨き方

1日3回(毎食後)5分〜10分かけてしっかり歯磨きしましょう。

睡眠中は唾液が出にくく、虫歯や歯周病になる恐れがあるため、特に夕食後はしっかり磨かなくてはいけません。歯ブラシだけではなく、フロスも絶対に使って下さい

夕食後から就寝までの時間が長い人は、就寝直後にも歯磨きすると予防効果が高いです。

 

妊娠中の歯科治療 胎児への影響

治療は妊娠5~7ヶ月に

歯科治療は安定期である妊娠5~7ヶ月の間に行うのが良く、妊娠4ヶ月まで・妊娠8ヶ月以降は応急処置にとどめておくのが良いでしょう。

 

麻酔

歯科の麻酔(キシロカイン)は局所麻酔なので、通常の使用量で赤ちゃんへ影響が出る事はありません。

しかし、神経を取る治療や抜歯をする場合は長時間になる事があるので、大学病院など、設備の整った病院で治療してもらうのが良いでしょう。

 

レントゲン

歯科でのレントゲンは口の撮影なので、比較的範囲が狭く、被ばく量も少ないです。

また、お母さんの下腹部にいる赤ちゃんへは直接被ばくする事もないので、さらに少ない被ばく量になります。

胎児に影響が出る放射線量は50~100ミリシーベルトと言われていますが、通常の歯科治療でのレントゲンは小さいもので0.01ミリシーベルト、大きいものでも0.03ミリシーベルト歯科用CTでも0.1ミリシーベルトなので問題ありません

 

内服薬

積極的に内服するべきではありませんが、薬を飲まずに痛みを我慢していては、逆にストレスになってしまい良くありません。

医師と相談して、赤ちゃんに影響のない薬を処方してもらいましょう。

痛み止めの「カロナール」は妊娠中・授乳中でも服用して良い代表的な薬です。

※現在、市販されるようになったロキソニンは妊娠中の服用の安全性が確立されていませんので間違って飲まないように注意しましょう

 

まとめ

妊娠中の歯科治療は安定期に行えばまず問題ありませんので、短期間で治療が終了する場合は安心して治療しましょう。

しかし、安全であっても治療に対する不安やストレスはどうしてもあると思うので、できるだけ予防して虫歯・歯周病にならないように気をつけましょう。

以上「【麻酔・レントゲン】妊娠中に歯科治療について!歯科医師が解説」でした。

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